〜あの頃のように〜
「なにお嬢ちゃん?殴られたいのかなー?」

口は笑ってるけど、目は笑ってない。
もう、どうなってもいいや。こんなブスに、キズがついたって誰も気にしないし。

「なんか喋れよ?この野郎」

『…。』

「一発くらいてぇのか?いいじゃねぇか。いい度胸だ。おらよっ」

バキッ


「うぉー豪快に殴られたもんだな?これで分かったか?ダメだよ!お嬢ちゃん…!」

豪快に笑うヤクザは、去って行った。


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