兄妹愛の境界線
「やっぱり誰か居るみたいだね」



「ごめんなさい…っ!

毎日たくさん考えたんだけど

やっぱり優月くんと付き合うのは……」




たくさんたくさん考えた


優月くんの真っ直ぐな気持ちは

すごく嬉しかったけれど……



_____________________


「嫌なんだよ。見ず知らずの奴に

……澪を奪われんの」




「……俺か葵、どっちかを選んで」

_____________________



優月くんの気持ち以上に

棗お兄ちゃんの気持ちが大きくて


そんな大好きなお兄ちゃんの気持ちを

私は裏切る事なんかできなかった


< 83 / 198 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop