解けない恋の魔法
「私たちの、もっと近くにいる人よ」
「……?」
「いるじゃないの。センスがよくてお洒落な四十歳の独身男が」
「え?! 部長ですか?!」
私たちの周りにいる男性で、麗子さんが今言った条件に当てはまる人なんてひとりしかいない。
それはきっと……袴田部長だ。
麗子さんと部長っていう組み合わせは、正直ピンと来ないけれど。
同じ部にいて仕事で関わりが深いわけだから、そこで恋愛感情が生まれたとしてもなんら不思議は無い。
「部長、いい男じゃない?」
「はい……でも、いつから好きなんですか?」
「それは最近。仕事を手伝ってるうちにね、部長のやさしさとか気配りとか男らしさとか意識するようになっちゃったの」
「……?」
「いるじゃないの。センスがよくてお洒落な四十歳の独身男が」
「え?! 部長ですか?!」
私たちの周りにいる男性で、麗子さんが今言った条件に当てはまる人なんてひとりしかいない。
それはきっと……袴田部長だ。
麗子さんと部長っていう組み合わせは、正直ピンと来ないけれど。
同じ部にいて仕事で関わりが深いわけだから、そこで恋愛感情が生まれたとしてもなんら不思議は無い。
「部長、いい男じゃない?」
「はい……でも、いつから好きなんですか?」
「それは最近。仕事を手伝ってるうちにね、部長のやさしさとか気配りとか男らしさとか意識するようになっちゃったの」