彼の秘密と彼女の秘密
凛は仕事の時以外ずっと側にいてくれる。
本当に心配してくる。
「なんか眠くなっちゃった。少し寝るね」
凛は横で、ノートを開いて仕事の続きをしている。
書いている物を一度見せてもらった事がある。
私にはさっぱりわからなかった。
目が覚めた。けど真っ暗だからもう夜中なんだろうか...
どうしてもお腹が痛い..
「凛..凛..」
「瑠璃、どうしたの?」
「お腹が痛いの。お医者さん呼んでくれる?」
「待っててください。すぐ呼びますから」
先生がくるまで凛はずっと手を握っててくれた。
「凛様、外でお待ちを」