彼の秘密と彼女の秘密




目が覚めた瑠璃と凛との間に無言の空気が流れる。

凛の肩が揺れている。泣いているんだ。つられて私も泣いてしまう。

「瑠璃、今回は僕達のせいでごめんなさい。次...次がきたら、
僕は全力で瑠璃と赤ちゃんを守りますから、許してください」


「謝らないで。うん..うん..そうだね、私も全力で守るよ...」



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