彼の秘密と彼女の秘密
ポスッっと僕の腕の中に落ちてきた。
量からしても結構飲んでますものねぇ。
抱えて部屋の壁に2人して寄りかかるように座る。
それにしても、さっきから僕の心臓の音が煩い。
その音で瑠璃が起きてしまわないか心配だ。
仲居さんに頼んで掛け布団を持ってきてもらい、かけてあげる。
もうすぐ目を覚ますだろう。
携帯をとりだして”茉莉”を検索してみる。
うわぁぁ、これはやばいですね。
めちゃくちゃ有名じゃないですか。
僕達にこんなに気さくな態度でびっくりしてしまいます。
あぁ、でも僕も嵐も同じですかね。
嵐は自分で言うのでしょうか...
それにしても、河原でお団子持って無用心というか、
能天気というかこれではマネジャーは大変ですねぇ。
マネジャーの慌てぶりが目に見えてわかるので、
凛は苦笑してしまう。