彼の秘密と彼女の秘密


「嵐は何をしているの?やろうよって何をです?僕が今ここで殺りましょうか?」

「あああああああああああああ!!!!!!凛ーーーーーーーーー!!!!」

瑠璃は部屋に篭ってしまった。

「嵐は何をしたんです?」

「一緒にゲームしよう思うて誘ってんけど、すっぴんが恥ずかしいから言うて。
凛がきたらダッシュで部屋に篭ってしもうたわ」

誤解は解けたか、と言わんばかりの目でこちらを見てる。

「そうだったんですか。嵐は仕事は終わったのですか?締め切り近かったですよね」

「後少しー。凛は?」

「もうとっくに終わってますよ。明日は瑠璃と買い物に行きますので」

「ええなぁ。俺も行きたーーい」

「だったら早く仕事を終わらせる事ですね」

(”瑠璃ちゃん”から”瑠璃”に変わってるやん。凛にも初めて守りたいもんができたんやろか?)

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