彼の秘密と彼女の秘密
「でも...」
「でも?」
凛の汗のかいた顔が目の前にある。
「気持ちいい...」
「最高の褒め言葉ですよ、嬉しいです。でも息ができないのに気持ちいいの?」
「わかんないけど...キスされてて息ができない時、よけいに気持ちよくなっちゃうの...」
「へぇ。瑠璃にそんな趣味があったなんて」
にやにや笑う凛。でもモデル並みの顔の凛がにやにやしててもいやらしくみえない。
「どういう事??」
「話にしか聞いた事なかったんですけどね、首を絞められると
男も女も気持ちよくなるって聞いた事があります」
「どうして男も女もなの?」
「首を絞めるとそ...下が絞まって男は気持ちよくなるらしいですよ。
女の方はよくわかりませんが瑠璃の言っている事なのでしょう」
「そうなんだぁ...」
「試してみます?」
意地悪そうな顔で笑う凛。