俺様とネコ女
「お前はネコか」

「犬の次はネコ?」

寝転がった状態で視線が絡み合う。相変わらず、ここの大きな瞳は挑発的だ。瞬間、信じられない感情が芽生え、理性を飛ばした。


こいつが欲しい。

性欲だけじゃなく、本能的に、この女が欲しいと思った。考えるより先に体が動き、俺はここの上に跨る。


「襲うぞ」


薄明かりの下で、ここの目を見て言った。あいつも俺から目を逸らさない。



「いいよ」



”付き合ってない女とはヤらない”はずだった。

俺は、初めて理性を失った。



最初のキスは投げやりだった。強引に唇を押し付け、離す。2度目はゆっくりと見つめ合った後。軽く触れ、柔らかさを確かめ、舌を入れた。迎え入れたここはすぐ舌を絡め、そのあまりの気持ちよさに驚き、夢中で絡め続けた。


キスが気持ちいいものだったなんて、知らなかった。


やめるのが惜しくて、口づけたまま内腿を撫でと、重なる唇の隙間から、ここの甘い声が漏れた。

思わず身震いしてしまうほど、いい鳴き声だった。
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