俺様とネコ女


「「えーーー!」」


出勤2日目の朝。



出勤時にまたしても驚きの再会。エレベーターで直哉に出くわしたのだ。でもそっか。コウと直哉は、同じ会社の同期って言ってたっけ。

エレベーター内は2人きりで、2人の驚きと笑いの混じった声が響く。


「こころちゃん、もしかして秘書課?」

「うん」

「だよね。超かわいい子が入ったって噂になってるよ」

「えー嬉しい。でもみんな私の本性知らないから」

あはは。と体をくの字に曲げて笑う直哉を見て、私も笑う。


「本性って。まぁ確かに見た目からは想像できないくらい酒強かったけどね」


そんな顔して。と続けながら、直哉は3階のボタンを押して、その後7階も押してくれた。

猫かぶらなくていい、素で話せる人が会社にいて嬉しい。
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