俺様とネコ女
「直哉さんは何課なんですか?」

「俺は企画課。3階だから秘書課とは会わないよね。お昼は社食?」

「わかんないです。私は先輩についていくだけですので」

「謙虚だねー。らしくなくて笑える」


またしてもあははと笑う直哉。コウもこの人くらい感情をオープンにしてくれればいいのに。


「謙虚にしてなきゃいじめられる確率上がるからさ。自己防衛だよ。あ、直哉さん。私の本性ばらさないでね。会社じゃ謙虚キャラなんで」

「本性って!」と、また響く笑い声。なんか、いいなこの人。爽やかだし、癒しオーラ持ってる。


「コウにはもう会った?隣でしょ、部屋」

「あー、めちゃくちゃ驚きました」

「ねえ、金曜あれからどうなった?」

「秘密でーす。直哉さん、3階ですよ。降りて降りて」

ぐいぐいと直哉の背中を押し、降りるよう促した。
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