過去の私と未来の彼女
「あ、あのー私学校があるんだけど…」
『学校?そんなところに貴女の居場所はないわよ』
「いや、もうそういうのいいんで」
『真面目な話。ちゃんと聴いて』
「ごめんなさい。失礼しまー…」
モノクロの変な人に背を向け、学校への第一歩を踏み出そうとした。
まただ。
足が、動かない。
『暫くは動けないわ。そうね、数時間くらい』
「は!?どういうこと!?」
『……ちゃんと説明するから。貴女もちゃんと聴いて』
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