LOVEPAIN


「――保険金掛けて殺したりって、
よく聞くじゃないですか?

でなくても、腹いせに殺したり……。

後、内臓売ったりとか?」



てっきり、三流ドラマとかにあるようにそんな事態が
父親の身に起きているんじゃないかと、

私は思っていた




「お前、さっきから煩いんだよ!!

いちいち口挟むから話が進まねぇじゃねぇか?

黙って成瀬さんの話
聞いてろよ!」


篤は抑えきれない怒りを吐き出すように畳を手で叩くが、

私に対して暴力を与える気はないみたいだ



もしかしたら、この人はそんなに悪い人じゃないのかもしれない……



ただ、今もネチネチと
私に対する愚痴を口にしているが、

もう耳に入って来ない




「篤、お前が黙ってろ」


成瀬のその言葉に篤は口を閉ざすと、

悔しそうに私を睨む


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