LOVEPAIN
買い物を終え、
コンビニから徒歩1分の所に有った雑居ビルに成瀬が入って行くので、
私も成瀬に付いて行く形でその中に入る
それはけっこう綺麗なビルで、
ビルが綺麗だと言う事実が私の不安を少し払拭してくれる
怪しい場所に連れて行かれる訳ではないのだと
でも、綺麗なビルに有る暴力団事務所なのかもしれない……
成瀬はタイミング良く1階に停まっていたエレベーターに乗り込むと、
思い出したように私を見た
「事務所、このビルの4階」
成瀬は開くのボタンを押しながら、
早く乗れと言うようにこちらを見ている
不安は有るけど躊躇いのない私は、
成瀬に従うようにエレベーターに乗り込んだ
成瀬は私が乗り込むと4階のボタンを押す
エレベーターの扉が閉まると、
なんとも言えない緊迫したような空気が広がる
唾を飲み込むのさえも消えこえる程、
静か