LOVEPAIN
「広子ちゃん、
肌が凄く綺麗よね?
赤ちゃんみたい」
実樹子さんは私の頬を
人指し指でプニプニと押す
「ありがとうございます」
初めて、他人にそんな風に誉められたが、
キメが細かくて何のトラブルもない私の肌
肌が綺麗なのは
自負している
「綺麗だから、
ファンデじゃなくパウダーを薄く塗ろうかしら?」
実樹子さんは私の顔の産毛をカミソリで剃りながら、
いい素材を見付けたのか、
とても楽しそうに見える
鏡の中の変わって行く自分を見ていて、
本当に魔法にかけられているみたいで心が弾む
私もやはり女の子なんだと、
思った
こうやって化粧されたり、
綺麗にして貰う事に
悦びを感じる