LOVEPAIN

「赤外線で、お前の携帯に俺の番号入れといたから。

お前の番号も俺の方に」


そう言って、
ピンクの携帯電話を返された




携帯電話の赤外線で
番号交換?


クラスメイト達が教室内でたまに行っていた、

あれか!と、思いあたる



私は携帯電話を持っていなかったので関係ないと横目でそれを見ていたが、

特別大して仲良くない子達同士でもそれが行われていて、

私も携帯電話を持っていたら同じ事をするんだろうな、って思っていた




私の手に有るそのピンクの携帯電話には、

今は成瀬の番号しかないのだろう


私にとって、その番号は本当に大切なものだけど、

成瀬の携帯電話にはきっと
沢山の人間の番号が登録されていて、

私の番号は、さほど特別じゃないのかもしれない





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