LOVEPAIN

「広子、どうした?

痛い…とか?」


今にも泣き出しそうな私の顔を見て、

涼太は怪訝そうに
訊いてくる




「――ううん。大丈夫」


私は笑顔を作るしかない



涼太にこれ以上訊かれたら全てを話してしまいそうで怖いから、

精一杯彼を安心させないといけない






< 49 / 478 >

この作品をシェア

pagetop