LOVEPAIN
私は歩みを止め、
涼太を振り返る
涼太はまだ少し戸惑っているようだけど、
先ほどよりかは
幾分落ち着いている
「――ごめんな」
そう呟く涼太に、
私は瞬時に
絶望を感じ取る
今のこの状況での
“ごめん”は、
浮気をしていた事を
肯定しているようなもの
浮気をした涼太を許す
それでもいいから
失いたくない、
そう口にしたら、
私はとても惨めだろうか?
私には、それは出来ない
「あの子はなに?
涼太、今日は両親居ないの?
浮気してたの?
もう往生際よく全部話して…」
苦しみを感じながらも、
その言葉を吐き出す
自分が傷付くのを
分かっていながらも……