ごめんね、
二人に背を向けた瞬間聞こえ出した悪口。

どれだけ音量を大きくしても消えることの無い声。

...幻聴。

そして目の前にはこちらを指さして笑うクラスメイト。

...幻覚。

私はこの2つからは逃げられない。

「うるさい!見んな!」

きっと私は変人だろう。

私を見て何人が狂っていると思うだろう。

でも今はそんなの気にしない。

私はただ、逃げられない声から、視線からひたすら逃げようと足掻くことしか出来ないんだ。
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