君としてるのは恋じゃなくて。




よしっ!

早く終わらせて、遥の部活見るぞー!



私はせっせと作業をこなしていく。



早く……。


早く……。





***



意外と集計は大変で、

まとめ終えて先生にプリントを渡した時には17:00を過ぎていた。



やばっ

部活終わるまであと1時間しかないじゃん!




私は教室に戻り、

ペンケースなどを鞄に詰める。



ふと窓の外を見ると、

グラウンドで練習している遥を見つけることができた。



「そういえばここから見えるんだった……。」



手の動きを止め、
遥が走る姿を目で追う。



カッコいいな……。



ヤバ。

眠くなってきた……。



教室来るって言ってたし、

ここで待ってていいよね……。



ちょっとだけ!



ちょっとだけだから、

居眠りしちゃえ!



机に顔を伏せ、
重たかった瞼をゆっくりと閉じた。





< 136 / 262 >

この作品をシェア

pagetop