偽物の恋なんていらない
―――
あ 野々宮たち庭で食べてんのか.
いつみても 野々宮の髪綺麗だな...
サラサラしてて触ってみたい.
......?! お、俺って変態なのか?!!?

「...大和!! や!ま!と!」

「ええ! あ! な、なんだ要」

「お前ボーッとしすぎ!何回も呼んだのに」

「あぁ ごめんごめん」

「準備完了だぜー」

「んじゃ野々宮呼ぶわ」

「おう」

――
「おーーーーい!野々宮ーー
黒板消せーーーー!」

「ええ?!け、消したけど....」
うおっ 野々宮なのに黒板消したの覚えてる

「えー?消えてないけどー???笑笑」
騙されるかー?

「黒板になんか書いたでしょー!笑笑」
す、するどい

てか!書いたの俺じゃねーよ!
「俺はそんな事しませーーん笑笑
まあ早くあがってこいよ笑」

早く野々宮の喜ぶ顔がみたい.
って、ん? 西原睨んでねーか?きのせいか?

「おーい もうすぐ野々宮たちくるから
準備しよーぜー」
要はポケットからクラッカーを出した

「要どっからクラッカーを....」

「不思議のポケットから笑笑」

「なんだよそれ笑」

「あ、野々宮かな?」

「お!来たか!

よーし! 皆準備いいかー?」

「「「「いいよーー」」」」

「よーし!」

「ただい....」 せーの!!!!」パーンッッ

「「「「「野々宮さん歓迎会~!!!」」」」」
要ほんとにクラッカー鳴らしやがった笑

野々宮が驚いた顔をしている.

「ええ?!ちょ! ありがとう!!」

「どういたしましてー☆」

「本当にありがとう!!!」

野々宮のこの顔が見たかったんだよ.
嘘のない素直な笑顔.ほんとに好きだな.

「お前喜びすぎ!笑」

「だ、だって! 嬉しいんだもん!」

「感謝しろよー笑」
や、やべ この顔可愛すぎ.
こいつモテるだろーなー...

「うわー上からー笑」

「う、うるへ笑」
あ、かんじまった. は、恥ずかしい

「あ、今かんだ....笑笑 うるへだってー笑」

「く、くそぉぉー笑」
野々宮とこんなやりとりすんの楽しいな.
あれ?いつも西原隣にいるよな?
教室のどこを見渡しても西原はいない.
トイレか? まっ野々宮と話せるからいっか

――――
あっという間に放課後かー
あ 野々宮! 少し暗い顔してねーか?
俺どんだけ野々宮の事みてんだよ...

「野々宮ー また明日なっ☆」

すると野々宮は笑顔で返してくれた
「うん!ばいばい!!! また明日ー♪」

「おう!!!!」
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