兄と弟と私の三角関係~イケメン兄弟に挟まれて~




そして俺は千夏さんに声を掛ける



『じゃあ行こうか』




『えっ?
もう行くの?
卓くん、さっき帰って来たばかりなのに大丈夫?』




千夏さんは驚いた表情で俺を気遣う



『大丈夫!!
まだ若いし。
それに何か雲行きも悪いし』




俺は空を見上げた



さっきまで満天な星空があったのに重そうな雲が広がっていて星空は無くなっていた




千夏さんも空を見て、


『そうだね。雨が降り出したら大変だしね。まだあと昴と沙奈ちゃんの番も残ってるし急いで入っちゃおう』




こうして俺は連チャンで今度は千夏さんと森に入って行った



一言、兄貴に声を掛けて




『千夏さんを借りるな』



…………と。




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