あの頃の君へ〜eternal love〜
ただ、仕事を休む事は出来ないけれど



23日の今日なら2人だけの
小さなクリスマスパーティーが出来る。



信号が青に変わり、歩道を渡り切ると
俺はすぐさまケーキ屋さんへ立ち寄った。



店に入り商品をさほど吟味する事もなく



4人前くらいの大きなホールケーキと
クリスマス仕様のシャンパンを買った。



自分なりに考えた彼女への
クリスマスプレゼントだった。



その足ですぐに自宅へ戻り
玄関のドアを開けた。



だが、いつもならいるはずの
彼女の姿が見えなかった。



『あれ?』



『アイツ、出かけたのか…?』



部屋中を見渡してみても
カーテンは締め切られていて



窓の外から差し込んだ夕陽が
かすかに薄暗い部屋を照らしていた。
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