あの頃の君へ〜eternal love〜
『蓮!そのまま行こう!』



飛龍さんに案内されて



俺はその後も3組の
お客さんを接客した。



『お疲れ様!それじゃあ
むこうで休んでていいよ。』



『分かりました。』



接客を終えて待機席に戻ると
そこに優弥と秀吉の姿はなかった。



"一人で待機か…"



と、少々もの寂しい気持ちもしたが
これも仕事だ。



ならば、少しでも早く出世
出来るようになりたい。



そう思った俺はしばらくの間
先輩ホストたちを観察する事にした。



『なぁ…』



『お前あのVIPの
フリー客ついた?』



『ああ。あの暗〜い女だろ?』



『そうそうっ!!』



名前も知らない2人のホストが
俺の隣で客の愚痴をこぼしていた。
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