あの頃の君へ〜eternal love〜
『おそらく…』



『アイツは前の店から
客を引っ張ってきたんだろう。』



『だからいきなり指名が増えたんだ。』



そう話すレオの瞳は
誰もが驚くほど血走っていた。



しかし、



大哉はそれに動じる事なく
冷静な口調でレオに語りかけた。



『そのはずはありません。』



『蓮は業界未経験だと聞いています。』



『アイツがっ、、未経験だと…!?』



『ええ。』



『何でも…蓮の入店のきっかけは
あの飛龍のスカウトだそうですよ。』



『、、スカウト…?』



『…はい。』



『ところでレオさんは、、
"あの話"をご存じですか…?』
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