あの頃の君へ〜eternal love〜
"飛龍がスカウトした
キャストは必ず売れる。"



それは、、



この夜の街中で長い間
まことしやかに囁かれていた



黒い"ジンクス"だ。



しかし、



その真相を知る者はどこにもいない…。



そして、、



大哉は彼を真っ直ぐに見つめながら
ゆっくりと話を続けた。



『かつて…』



『彼はこの街で誰もが恐れた
"伝説のホスト"だった。』



『自身のバースデーイベントでは、
たった1晩で1億円を売上げ、、』



『その記録は10年以上経った
今でも塗り替えられていない。』



『それからしばらくして、、』



『彼はホストを引退し、
夜の世界から足を洗った。』
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