あの頃の君へ〜eternal love〜
右手でピースサインを作って
ふなっきーがニッコリと笑った。



俺はひたすら目を逸らして
その返事をかわし続けた。



早朝でも真っ暗なホールには
数名の客と女性たちの笑い声が響いている。



だが、稼ぎ時のはずの今
売り上げは全く伸びていない。



本当はこんな話を
しているような余裕もない。



一体どうすればいいのか。



日々頭を抱えている問題が
もう目の前にまで迫っていた。



と、その時



〜♪〜♪ 〜♪〜♪



ケータイがリズム良く
胸元でブルブルと震えた。



その相手は乙黒さんだった。



俺はすぐに通話ボタンを押すと



ふなっきーに断りを入れ
すぐにカウンターを離れた。



店のドアを開け、誰もいない
螺旋階段の上から街を見下ろした。



『はい、おはようございます。』



『やぁ、鶴見くん。調子はどうだい?』



『そうですね、まぁ、なんとか…』



『どうした?なんだか
元気がないようだが…』



『いえ、そんな事は…』
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