あの頃の君へ〜eternal love〜
『ただ、この大事な時期に思うように
数字が伸ばせずに悩んでおりまして…』



『ご期待に添えず、
本当に申し訳ありません。』



電話越しに深く頭を下げて



恐る恐る向こう側にいる
彼の表情を目に浮かべてみた。



いつもより深みのある太い声が
俺の耳元で小さなため息を漏らす。



なぜか、とてつもなく
嫌な胸騒ぎがした。



『何を言う。私は君の口からそんな
言葉を聞きたくて連絡したわけではない。』



『むしろ、私はもっと君という
人間の本性を見てみたいと思っている。』



『今、とてもワクワクしているんだ。』



『君がこれからどんな風に
私を楽しませてくれるのか。』



『私はこう見えても
結構悪趣味な人間でね。』



ハハハと笑いを交えた低い声が
耳元を通り越して全身を震え上がらせた。
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