BEAST POLICE

約200人が定員だが、現在は約800人も収容し、明らかに過剰拘禁の状態にある。

近年は表沙汰にはなっていないものの、受刑者の脱獄未遂が相次ぎ、点呼を拒否するなど刑務所内の秩序が極度に乱れ、『暴動近し』の情報も乱れ飛んでいた。

また、事件直前に鬼首會壊滅事件が発生し、京阪神連合の組長・猪瀬が当刑務所に収監された事で、受刑者は猪瀬を『精神的支柱』にし、大いに勇気付けられる事になった。

そして遂に、事件は発生する。

第1雑居舎第8房で受刑者がドアを突き破って脱出、他の部屋の受刑者を続々と解放した。

中には刑務所外に脱走する者もいた。

刑務所側は直ちに警察に応援を要請、受刑者達の暴動鎮圧に乗り出した。