BEAST POLICE
担架で固定された瀕死の犯人を逆方向にして、前を救急隊員、後ろを刑事が担いで運び出すが、救急車に辿り着く寸前で後方の刑事が転倒する。

このハプニングが致命傷となり犯人は死亡したという説や、既に銀行内で即死していたという説もあるが、公式発表は出されなかった。

犯人は警察病院に搬送、意識不明の重体であったが脳波は確認され、大量の輸血と銃弾の摘出手術を受けるも、右の頸部の貫通銃創が致命傷となり同日午後5時に死亡。

この事件で警察本部刑事部は現地本部に100名派遣、およそ1億8千万円が事件解決の為に投入された。

事件解決の引き金となった巽の狙撃はマスコミには知らされず、狙撃したのは警視庁狙撃班によるものとされている。

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