Dark Moon&Star's 完結
でも、これ以上長々と電話しててもなぁ~。


「わかりました。今から、そちらに伺います」


あたしはめんどくさくなり、そう言い電話を切った。


なんか、今日はいろいろなことがあり過ぎる。


あたし、厄日かな?


「電話、誰から?」


リビングに戻ったあたしに、ママが聞く。


「警察」


そう言いながら、あたしは自分の荷物に手を伸ばす。


「警察って、何やらかしたんだよ」


なんて、アキトは尋ねる。


しかもなんで、そんなに嬉しそうなんだよ。


「生徒の誰かが、警察のお世話になったらしい」

「あぁ~。それはご苦労さんだな、白戸先生」


なんて、こんな時にサクは先生をつけて呼ぶ。


それに、イラッとしたが構わずに家を出た。

< 123 / 322 >

この作品をシェア

pagetop