きっと明日は
冬華side

どうも。冬華です。



学校に来たらこの有様ですよ…



状況はえっと…あれです。



あの、同じクラスの成瀬に詰め寄られてます…



なんで昨日病院にいたのって…



成瀬の話によると、莉音の主治医が成瀬の兄で、会議の資料を忘れたので届けに行ったところ、どうやら莉音の病室に入って楽しく話す、私の姿を目撃したらしいです。



んで、同じクラスに莉音と同じ名前のずっと休んでる女子がいることに、今日の行きに気付いたので私に詰め寄っているという…



いやいや…



「んで、莉音ちゃんはうちのクラスでずっと休んでる杉崎さんのことなの⁇」



『まぁ、そうだけど?』



「ふーん…」



なんか、怪しくないか…成瀬夏樹…



「ねぇ、俺も会っちゃダメ?」



『何のために?』



「うーん、藤崎さんと楽しく話す女子って見たことないから…?」



『やぁ…そんな疑問形で言われても知らないし…』



「お願いしますっ‼︎」



『うーん、じゃあ莉音にメールしてみるから、ちょっと待って?』



「サンキュ‼︎」



スマホの画面をみて莉音の返信を待ってたら、ものの2分で返信が来た。



“勿論いいよ‼︎てかむしろ大歓迎‼︎だって、冬華の好きな人なんでしょー‼︎隠しても無駄だよっε-(´∀`; )”



いやいや、莉音さん勘違いしてはる…



私狙いじゃなくて莉音狙いだっちゅーの‼︎



まぁ、いっか‼︎



『成瀬。いいって。』



「マジで⁉︎」









冬華sideEND










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