LIARS-1seasonー


キーンコーンカーンコーン……



ついに、放課後。



私はいつものペースで、帰る支度をする。



普段は、だらだらと準備している生徒が多いのに、この日は違った。



すると廊下から、女子生徒の黄色い声が聞こえてきた。



「ねぇ、校門のところに、すっごいイケメンがいるらしいよ!!」



「ほんと!?」



「うん!!真っ黒のスーツに、レッドアイのイケメンって!!」



「きゃーーッ!!まだいるかな??」



「でも、雰囲気ヤバイらしいよ。なんでも、ルーク・カートライトに似てるって。」



「あー、回ってきた写真の人??」



「ヤクザなんでしょ??」



「みたいよ。んー、でも、ヤクザと危険な恋っていうの憧れる!!」



「ちょっと、ルーク・カートライトはやめときなって。」



「そうそう。冷酷で残酷、そのうえ女の扱いなんて相当惨いらしいよ。」



「へぇ〜。でも、見るだけならよくない??」



「うん。ギャラリーも多いらしいから、大丈夫でしょ。」



「早く行こっ!!」



一気に静かになった教室。



ルーク、本当に来たのね。


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