LIARS-1seasonー


私は、校門に向かいながら考えた。



だれが、彼を冷酷・残酷なんて言ったのだろう。



彼以上に優しい人に、私は会ったことがないもの。



生徒玄関を出ると

はっきりとルークの姿が確認できた。



見惚れている女子生徒たちも

彼とかなり距離をとっていた。



そのレッドアイだけで、人を殺せそうな。



真っ黒のスーツにレッドアイは、妖美だ。



私は静かに、彼の前に立つ。



彼の元に行くまでも、ずっと、そのレッドアイが私を捉えてた。



「……ルーク、どうしたの?」



「ジャス。」



彼は、私を引き寄せ、頬に口付ける。



「……乗れ。」



彼の後ろには、真っ黒な車。



すでに、運転席に誰かが乗っている。



「…………えぇ。」



私は、彼が開けてくれたドアから、車内に入った。


< 111 / 124 >

この作品をシェア

pagetop