LIARS-1seasonー
私は、校門に向かいながら考えた。
だれが、彼を冷酷・残酷なんて言ったのだろう。
彼以上に優しい人に、私は会ったことがないもの。
生徒玄関を出ると
はっきりとルークの姿が確認できた。
見惚れている女子生徒たちも
彼とかなり距離をとっていた。
そのレッドアイだけで、人を殺せそうな。
真っ黒のスーツにレッドアイは、妖美だ。
私は静かに、彼の前に立つ。
彼の元に行くまでも、ずっと、そのレッドアイが私を捉えてた。
「……ルーク、どうしたの?」
「ジャス。」
彼は、私を引き寄せ、頬に口付ける。
「……乗れ。」
彼の後ろには、真っ黒な車。
すでに、運転席に誰かが乗っている。
「…………えぇ。」
私は、彼が開けてくれたドアから、車内に入った。