LIARS-1seasonー


ルークが、怒ってる。



私に見せたことの無いような、顔してる。



「んな事、二度と言うんじゃねぇ。」



静かに、彼が言う。

そして、私の腕を掴みながら再び口を開いた。



「誰が、お前のこと邪魔だなんて言った?
ふざけんなよ。」



声を荒げて言う彼の掴んでいる腕が、堪らなく痛い。



「……ごめっ…………」



冷静になったのか、ぱっと彼が腕を離したのがわかった。



「悪い。痛かったろ?」



そう言って手を伸ばしてきたルークが、彼らと重なってしまって。

気付けば、ルークの手を振り払っていた。



「ごめっ、なさ……。
言うこと、ちゃん、と、聞くからぁ。
……叩かない、で…………。」



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