LIARS-1seasonー


さっ、と顔を強ばらせた私にいち早く気付く彼。



「どうした?」



「…………なんでも、ないの。」



やっとの思いで絞り出した声は、思った以上に、小さく脆い。



「………………。」



美しいレッドアイが、心配そうに揺れる。



「……私、もう帰るわ。」



「…………送ってく。」



「タクシーで帰るから。」



あからさまだっただろうか。



でも、それでもいい。


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