seasons.(シーズンズ)【完】
なんじゃそりゃ。

いつどこで誰が誰を好きになろうが自由だろうが。

それをなぜそんな理屈の無いことで、進藤が悩まされなきゃいけねーってんだ。


「とりあえずさ、告白するだけしてみればいいんじゃねーか?俺は初恋の相手が転校しちまった時、告らなかったこと後悔したからな」

「後悔……」

「よく分からねーけど、進藤は何かマイナスな感情に縛られてるんだと思うぜ。それをいつまでも引きずってると後悔に後悔が重なってドン底叩き落されるぞ?」


進藤の上に立つ機会なんて滅多にないもんだから偉そうなことほざいちまったが、俺にも恋愛云々はよく分からない。

告白をしたことだって、付き合ったことだってないのだから。

けど分からないからこそ、ガキらしくがむしゃらに突き進むのも有りかなと思っていた。


「頑張れよ進藤」


相手がアイツだと知っていたら、こんな風に支援なんてしなかったのに。

俺の言葉が進藤にとって鶴の一声も同然となってしまったと思い知らされるのは、学校祭終盤での話となる。
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