アイツ限定
「おい、おせえ。早くしろよ。」
放課後になって、村上があたしの席の前ではぁ…とため息をつきながらたっている。
昨日の優しい村上はどこへやら。
あたしは、席に座って、ごそごそと机の中をあさる。
「村上、あたしのイヤフォンとか知らない?」
「…もしかしてこれ?」
村上はズボンのポケットから青色のイヤフォンを取り出した。
「……なんで持ってるわけ?」
あたしのイヤフォンっ!
あたしは、村上からイヤフォンを受け取った。