俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!
「おはようございます!編集長」
やった!
出勤早々、今朝はエレベーターで一緒になれた。
例え、ただの上司と部下を演じないといけなくても、オフィスに入る前から一緒になれるのは嬉しい。
しかも、今朝は他に人がいない。
どうか、このまま誰も乗ってきませんように。
「ああ、おはよ」
テンション高く挨拶をしたわたしとは違い、亮平の返しは無愛想だ。
「ねえ、今ぐらい普通で良くない?」
せっかく二人きりなんだし、ものの数十秒くらいなんだから、恋人同士に戻ってもいいと思うのに。
だけど、亮平はムスッとしたまま返事をしない。
そうこうする内にエレベーターの扉が開き、オフィスの階へ着いたのだった。
足早に歩く亮平の背中からは、『ついてくるな』という心の声が聞こえてきそうだ。
もう!変なとこで子供ぽいんだから。
あれは、わざと素っ気なくしてるんじゃない。
きっと、何かを怒っている。