俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!
中に入ると、さらにそこはアンティークな雰囲気でいっぱいだった。
床に敷かれている赤絨毯は、どうやら有名な外国モノらしく、品の良さを感じる。
玄関の正面には上階に繋がる大きな螺旋階段があり、スーツ姿の人たちが目に入った。
「とりあえず、修司さんに会わないとな」
亮平は階段を見上げながら、誰に言うでもなく呟いている。
「たぶん、兄なら上に…」
と、早川さんがフォローを入れた時、
「みんなー!」
元気いっぱいの懐かしい声が聞こえて、振り向いた。
「絵美さん!?どうして、ここにいるんですか?」
近い内に会いたいと思っていただけに、予想外の再会が嬉しい。
撮影以来の再会で、思わず駆け寄ろうとして足が止まる。
絵美さんの隣には、見知らぬ女性が立っていたのだ。
30代半ばくらいか。
亮平たちと、さほど年齢は変わらない様に見える。
とても綺麗で上品で、同じ女のわたしでも息を飲むくらいだ。
「絵美も来てたのか」
亮平は絵美さんが来ることを知らなかったらしく、驚いた顔をしている。
「うん。急遽来ることになったの。沙耶(さや)さんに招待されてね」