恋よりもっと。~トモダチ以上カレシ未満~
寛が身体を起こした。
学生時代、空手に勤しんだ寛の薄くはない胸板。
眩しくて恥ずかしくて、直視できない。


「琴、俺……」


「着替えて、会社行こ」


私はソファから立ち上がって、寛に背を向けた。








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