恋よりもっと。~トモダチ以上カレシ未満~
「安田と話す。私が」
「おまえはそんなことしなくていい」
「こんなのふざけてる。許せない」
「俺と未衣奈の問題だから」
じゃあ、なんで私に話すんだよ。
そう言えば、私が口出しする筋合いはなくなる。
表向きは。
それとも、ここで宣言すればいい?
あんたは私と寝たんだから、私にだって文句を言う権利はある。
………そんなこと、口が裂けたって言わないけれど。
「琴、ごめん」
寛が何故か謝った。
何に対する謝罪なのかわからない。
「巻き込んで、ごめん」
あんたの認識は
『巻き込んだ』
なんだね。
あんたは巻き込んで私を抱いたんだ。
「別に、いい。私には関係ない。巻き込まれてもいない」
私は冷然と言った。
「おまえはそんなことしなくていい」
「こんなのふざけてる。許せない」
「俺と未衣奈の問題だから」
じゃあ、なんで私に話すんだよ。
そう言えば、私が口出しする筋合いはなくなる。
表向きは。
それとも、ここで宣言すればいい?
あんたは私と寝たんだから、私にだって文句を言う権利はある。
………そんなこと、口が裂けたって言わないけれど。
「琴、ごめん」
寛が何故か謝った。
何に対する謝罪なのかわからない。
「巻き込んで、ごめん」
あんたの認識は
『巻き込んだ』
なんだね。
あんたは巻き込んで私を抱いたんだ。
「別に、いい。私には関係ない。巻き込まれてもいない」
私は冷然と言った。