オトナになるまで待たないで

「あの会社は剣道部があるから」

「剣道部!?松井さん、剣道やってはるん!?」

「あれ?言わなかった?」


妃乃が机をバンバン叩いた。

「言うてへん!早よ、教えてぇやあ!」

「だから最近、帰るの早いじゃん」

「なに?大会があるってこと!?」


妃乃が、すごい勢いで何かを調べ始めた。

「分かったあ!」

「何?」

「これや!この大会!」

「はあ?」

「行こ!な!」

< 223 / 472 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop