オトナになるまで待たないで

狭い喫茶店に入った。

たわいない話をしていると、今日でお別れなんて信じられない気がする。


「今日はバイト休みなん?」

「ううん。夕方からネカフェ行くよ」

「あんまり気張り過ぎんと…」

「大丈夫だよ。むしろ冷房効いてるし」


ちょっと間があった。

「ウチな、告白してんで」

「…告白?」

「松井さんに、告白してん」

「う、うそっ!?」
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