冷酷な彼は孤独な獣医
「フッそれならもう、アイツの事は無視しろ」


「うん……」


そしてあたしは龍に付いて行った。



それから少し歩くと、龍はあたしの手を放す。


「とりあえず座るか」


「うん。龍……ごめんね………

変な事に巻き込んじゃって………」


ベンチに座り下を向いてそう話すと、龍が笑いながら言う。


「まったく、いきなりあの女にビンタするんだもんな」


「だって………明日香はあたしの友達だったから………」


顔を上げると、龍は急に真剣な表情であたしを見る。


「もう関わらなければいいだけだ」

< 139 / 650 >

この作品をシェア

pagetop