冷酷な彼は孤独な獣医
「なによそれ!!今、何月かわかってる!?

4月だよ!!4月!!

夜の外は寒いの!!ぜんぜん気楽なんかじゃないんだから!!」




「それなら、この建物の裏に空の段ボールがたくさんあるから、

好きなだけ持って行け!

タダでくれてやるよ!

その代り、その犬は此処に置いて行け!

お前じゃ、そいつにろくなもの食べさせてやれないからな!」





獣医がそう言った瞬間、激しく雨が降って来た。



「あっ……雨………

もう最悪だよ………」


< 20 / 650 >

この作品をシェア

pagetop