冷酷な彼は孤独な獣医
完璧な動物看護師が来た!
それからも、あたしは毎日忙しく過ごした。


「おい雑用!入院犬の爪切りと耳の掃除をしろ!」


「はーい」


仕事も徐々に慣れてきて、前よりも速やかに出来る様になった。


「それが終わったら、薬剤の在庫確認」


「はーい」


「それと、昨日入院した猫の飼い主に連絡して、

いつも使っている猫砂を持ってこらせろ」


「やっぱり排泄してないんだぁ。

猫は神経質な子が多いなぁ」


「あと!」


「ちょっと!一気に言わないでよ!」


「今日から新しいヤツが来る」
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