冷酷な彼は孤独な獣医
それでもあなたが好きだから
それから数日が経ち、相変わらずママからは何度も電話やメールがきていた。


「また着信入ってるし!

まったくしつこいんだから!

メールもきてるよ」


あたしは電話をテーブルの上に置くと、

ソファーに寝転んだ。


今日は午前中までの診療で、

昼食が済むと龍はすぐに書き物を始めた。



「やってやろうか?」


「えっ?なにを?」


龍は、ノートを閉じるとテレビをつける。


「お前の彼氏役」


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