LOVE・ホテルに行こう。
目を覚まし時計を見ると7時10分。
目覚まし時計のスイッチを切り起き上がる。


「…おはよう」


「おはよ。まだ寝てて良かったのに。…ん?腰痛い?」


無意識に腰に手は充てていた私に聞いて来た。


疲れた体に昨日のアレは辛い。
ったく、限度を知れっつーの。


「…圭吾君は朝から能天気に元気だね~」


ギロッと睨み、嫌味を言う。


「俺、若いんで元気なのかな」


嫌味を諸ともしない満面の笑みを見せる。


「美味しそうだね」


テーブルに並ぶ、朝御飯。
昨日作るって言ってたけど本当に作ってくれたんだ。


卵焼きにウインナー、サラダ。
きんぴらごぼうまで。


「味噌汁はね、大根と豆腐。好きだよね美久、大根の味噌汁」


覚えてたんだ、嬉しいな。


「圭吾、いいお嫁さんになれそうだね」


「美久がもらってくれる?」


「毎日、朝食作ってくれたらね」


「だったら俺は毎晩、美久を抱くけどいい?」


「朝から何言ってんのよっ。その条件はのめない。交渉決裂。この話しは却下する」


冗談を冗談で返しただけ。
楽しそうに笑う圭吾。
なのに私の胸はチクリと痛い。


「ご飯食べたらマッーサージしてあげるから。俺、結構得意」


寝そべった私の腰のツボを圭吾が押す。
強弱があり気持ちいい。


「ちょっと下。そこそこ、‥うっ‥あっ‥あっ‥もっと‥強くして‥うっ‥気持ち‥い‥ぃ」


ツボに指が入り思わず声がでる。


なぜか背中が重い。
顔の横に圭吾の顔がある。


「美久、声だけ聞いてるとスゴいエロいんだけど」


「ちょっ、どいてよ。ちょっ、圭吾」


「…ちょっとだけ」


そう言いながら私の髪の毛を払い首筋に唇が触れる感触。


「ちょっ、ちょっ、ちょっ、無理、無理、
無理ーーーーーーーーーーーーー」


昨日の答えが出た。
圭吾は『快楽』を求めてたって。


覚えておきなさいよ。
この仕返しはいつかしてやるんだからー。




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