芸能人と恋に落ちました。

そういえばあの時メールでお礼しろって言われてた

すっかり忘れてたよ…


「その時のお礼ってことでほら、はやく」

「さっきしたじゃん」

「あんなんじゃたりねー」

「た,たりない? 」

「いいからはやく」


そんなこと言われても恥ずかしいでしょ…


「恥ずかしいからやだ」

「…次いつこうやって会えるかわかんねーだろ?未來といっぱい思い出作りたいんだ」


…そんな甘えた声で言われたらやだなんて言えないじゃん


「…目閉じてよ? 」

「あぁ」

「絶対だからねっ! 」

「わかってるよ」


すっごいドキドキしてる

この心臓の音が蒼に聞こえてしまうんじゃないかっていうくらい

蒼はもう目閉じてスタンバイしてるし

もうこの際どうにでもなっちゃえ!


たった一瞬で唇を離した

そんな一瞬でも私からしたらすごく大きなことで

もうこんな事したくない

蒼は不機嫌そうにこっちみてるけど…

知らんぷりしてやるっ


「なに、あれだけ?」

「あれだけって,ものすごい勇気振り絞ったんだからっ」

「わかったよ、今はこれくらいにしておく」

「頑張ってよね! 撮影」

「あぁ…チャージできたから頑張れる」

「恥ずかしい事言わないでよ」

「本当のことだろ?」


それからは一緒にいられなかった時間を埋めるかのようにこの1週間の事を話し合った

< 150 / 359 >

この作品をシェア

pagetop